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サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代  8

潜在意識について深く学べる一冊。

やはり脳というのは不思議だ。
自分の覚えていること、感じていることがなんなのか。

それ以上に、どのようなインプットに意味があるのか深く考えさせられる一冊。


サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)下條 信輔

筑摩書房 2008-12
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おおまかにいうと、まずはじめは手足の動きを意識して細かく制御するために、前頭葉が感覚野、運動野、連合野などに盛んに信号を送ります。しかし十分に習 熟して、刺激に対する動きがスムーズに適応的になるに従って、小脳に活動が移行することがわかっています。これが「考えなくてもできるようになる」状態に 対応すると考えられます。

練習と本番の問題はまた、気持ちの問題でもあります。基本技術だけではなく、道具や服装、観衆など舞台装置としても、本番になるべく近づけて練習しておい た方が、本番で競技に有利な技Ⅱ優位反応が出やすいということも言えるでしょう。基本の動きが反復と習熟によって皮質下、特に小脳あたりに感覚運動ループ として固定される。それが本番の適切なトリガー刺激(たとえば観客の存在による興奮)によって解発されるというシナリオが、理想的なのです。

二回の反復では効果はなく、より長く(短く)注視した方の顔を選ぶ確率は五○パーセントほどでした、しかし六回、および一二回の反復呈示後の選好判断で は、ともに六○パーセント近い確率で、より長く注視された方の顔が選ばれたのです。どちらの顔をより長く呈示(注視)する方に割り振るかは、観察者間でラ ンダムにしてありました。
だからこの結果は、もともとの魅力度の差のせいではありません。一○パーセント分だけ、観察者の好みを操作できたと解釈できます。

常識的に考えても、都会の刺激に満ちた環境が、老人のぼけを防ぎ頭をシャープに保つという意味で良いのは、簡単に想像できるでしょう。
ここでの大 事なポイントは、過剰な刺激のネガティヴな効果もポジティヴな効果も、いずれも持続的に無自覚的に起こるということです。また環境と脳l身体との密接な相 互作用の中で自己組織的に起こります。だからそれを完全に切り離さないかぎり(そんなことは事実上不可能ですが)、循環を断ち切ることはできません。
このように、刺激の過剰、情報の過剰は、自覚できても持続的に抵抗することは難しい。

初めの基本課題は、考え得るもっとも単純な(周りからの干渉のない)課題ですから、これでそれぞれの被験者のベスト記録Ⅱ「上限」が測られたと考えてよい はずです。ところが背景に課題と関係ない邪魔ムービーを呈示すると、それがヒトの自然な体の動きである場合に限って、課題に対する反応のすばやさが背景 ムービーの速さに引きずられるかたちで変化した。そして一番速い条件では「上限」を簡単に破るパーフォーマンス(基本成績より短い反応潜時)を示したので す。

「忘れろ」と言われたリストは、少なくとも顕在レベルでは、本当に忘れていました。たとえば名前を自分で再生してみろといわれてもできないのです。
と ころが面白いことに、潜在レベルでの結果は逆でした。つまり「忘れろ」と教示された場合の方が「覚えていろ」と教示された場合よりも、「有名度」判断が平 均して高かったのです。忘れようとする意識的な努力は、顕在レベルで出所の記憶を失わせる。しかし潜在レベルでの親近性は消せないし、むしろ高まる作用さ え持つということになります。

避けようと強く意識すればするほど「はまって」しまうらしい。この場合には、意図的な注意と狙って投げる(滑る)という行動とが潜在的なレベルで結びついているために、こんなことが起こったわけです。

ここで問題となっている「天才的な能力」そのものが、あらかじめ固定的に存在している絶対的なものではないということです。それよりはむしろ、社会全体や それぞれの専門分野(数学、天文学、生物学、アート、文学、スポーツ、などなど)のその時々の状況に応じて引き出される可変的でダイナミックなものなので はないか。だから天才の遺伝子をもらってこどもを作っても、置かれている状況が違うのだから、奇跡的な業績に再び辿り着くとは思われない。そういうことで す。

たとえば私なら、全体の状況をよく分析し、しっかり把握してから忘れることを勧めます。全体の歴史的文脈についても同様に。この忘れる、つまり顕在知から潜在知に貯蔵し直すことが、案外重要なのではないか、と思うわけです。さまざまな視点からの分析や知見を、潜在知の領域に貯め込んでいく。
その結果として、関連する事柄について、顕在知よりは潜在知の領域に圧倒的な物量が偏る状況を創りだす。

それから、本能(ここでは潜在認知や情動)の赴くままに遊んでみる。ときおりは過激な刺激を与える。この場合の刺激というのは知的、論理的な刺激とは限ら ず、音楽のような情動的な刺激、スポーツのような身体的刺激、長い節食後のグルメ三昧とか禁欲後のアルコールやセックスなど。そうした報酬系に直結する刺 激がいいんじゃないか、




そしてその時に、自分の心の潜在的な部分からの微妙な信号、ささやきに注意を向ける。
なぜだか知らないが気になることは書き留める、とか。自分の言い間違えや記憶違い、混同、行為の誤りに注目してみるとか。夢を書き留めるというのも、これに似た意味があるでしょう。

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