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あなたはボノボ、それともチンパンジー?  8

チンパンジーとボノボという二種類の猿の習性を紹介。

チンパンジーの世界は競争的。
ボノボは平和的。

同じ猿でも大きく違う。

その対局の集団を見ていくと、人間の集団がどう動くのか深く考えさせられます。

誰にでも、チンパンジー的な要素もあれば、ボノボ的要素もある。

雑学としても、生物を考えるとしてもオススメ。

あなたはボノボ、それともチンパンジー? (朝日選書)
あなたはボノボ、それともチンパンジー? (朝日選書)古市剛史

朝日新聞出版 2013-12-10
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チンパンジーではオス間の順位争いが熾烈を極めるのに対し、ボノボのオスはあまり順位を気にしない。
チンパンジーでは、集団間の関係がきわめて敵対的で、一方の集団が他方の集団を抹殺することもある。ところがボノボの集団間関係は、比較的おだやかだ。二 つの集団が出会うと、最初は威嚇の応酬をすることもあるが、やがて混ざりあって一緒に数日を過ごすこともある。チンパンジーでは、オスがメスに対して圧倒 的に優位だが、ボノボのメスはオスと対等以上に渡りあえる。

独立心が旺盛で、自分の行動は自分で決め、社会的知能を駆使して生活するチンパンジーたち。
それに対して、いつもほかの仲間のことを気にかけてできるだけ行動をともにしようと、和気あいあい遊んでくらすボノポたち。

親しさと性欲が相反するという心理が、近親交配を防ぐ一つのメカニズムとして、霊長類で古くから進化してきたことは確かだろう。

近い血縁関係にない雌雄の間でも、ある程度親しくなったペアでは交尾が見られなくなるというのだ。

オスは当然のように親しくなったメスと交尾しようとするのだが、メスの方がそれを避ける傾向が強いという。四カ月ほどにもおよぶ秋の交尾季の間には、メス は何度か発情を示すのだが、発情したときには親しいオスを避けて別のオスと交尾し、発情が終わるとまた元のオスとの親しい関係に戻るという。

四年ほど経ったときにメスの態度が変わるのは、やはり親しくなったリーダーに性欲を感じず、外から来るオスに魅力を感じるようになることと無関係ではないだろう。
そのことが結果的に、近親交配を回避してできるだけ多くの子孫を残すための、最善のタイミングでオスを入れ替えることにつながっているのだろう。

複数のオスを一緒にするというのは、チンパンジーではかなり難しい。攻撃性の高いオス間のトラブルを防ぐため、集団で飼っているように見える動物園でも、よく見ると大人のオスは一頭しかいないのがほとんどだ

ある時期二頭のオスがいた伊豆のシャボテン公園では、一頭が外に出されているときにはもう一頭を室内に入れ、時差出勤をさせていたという。

チンパンジーでは、肉食の際に肉を支配するのはたいていオス、それも順位の高いオスであることが多い。誰が最初に捕まえたかは別として、おそらくその後、 低順位の個体から高順位の個体へと所有権が移って行くのだろう。ところがボノボでは、肉食の観察事例の半分くらいでメスが肉を支配しており、オスがそれを 強く要求したり取り上げたりということはほとんど起こらない。

メスがオスにハラスメントを受けたりすると、メスたちが連合してオスと対時し、オスを追い散らすことがある。

あるとき、ボノボの二つの集団が餌場で出会ったことがある。双方の個体が興奮して成り行きを見つめる中、それぞれの集団の第一位のオスが前に進み出て二足 で立ち上がってにらみ合い、一触即発の状況になった。そしてついに二頭が相手の方に突進し、いよいよ衝突かと思った瞬間、二頭ともほぼ同時にくるりと後ろ を向き、尻つけの挨拶をしてしまった。これを見て二つの集団の緊張は一気に解け、みんながどやどやと餌場に出てきた。メスたちは完全に混ざりあい、その後 この二つの集団は、一日中一緒に森の中を遊動した。

研究によって数値は違うものの、生まれた子どもの一五パーセント前後、多いところでは三○パーセント近くが夫の子ではないという結果が得られている。
162ページ (70% 162/229) 2015/07/02 07:52:39 ■
博士は中流以上の夫婦が自分たちの子どもを産むためにやってくるある有名な病院の産婦人科病棟で、一○○○人の新生児とその両親から血液サンプルを集めて分析したのだが、その結果、なんと一○人に一人以上がその夫の子ではなかったというのだ。
162ページ


ボノポ的要素、チンパンジー的要素と簡潔に言い切ってきたが、人間はもとより両方の要素をもっていて、状況に応じてそれらを使い分けて生きている。だとしたら、この先、本当に必要なとき以外はできるだけチンパンジー的要素を出さずに生きていけないものか

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