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父という病 (一般書)  7

『母という病』の岡田さんによる父バージョン。

父との関わりが人生に影響することは多いです。
ただし、母ほどではない。

だからこそ、先に母という病が問題になるようです。

父という病 (一般書)
父という病 (一般書)岡田 尊司

ポプラ社 2014-03-20
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子どもと遊ぶときでさえも、母親が子どもと遊ぶときと、父親が子どもと遊ぶときでは、質的な違いが認められた。母親は型通りの遊びやおもちゃを使った遊び を好み、父親は体を使った遊びや型にはまらない、独自の遊びを好んだ。そして、子どもは、母親と遊ぶことよりも、父親と遊ぶことにより積極的な反応を示し た。こと遊びに関しては、父親は、母親にはない捨てがたい魅力があるということになろう。


四歳頃、エディプス段階に入った子どもは、父親と、母親の関心や愛情をめぐってライバル関係に入る。母親の恋人としての地位を、父親と争うわけだ。
ラ イバル関係が意識されるようになると次第に次の段階が現れる.父親に対して恐怖をもつ段階だ。このとき、子どもにとって父親は万能の、とても敵わない存在 として映り、それゆえ、母親を独占したいという願望を諦めざるを得ないと悟る.この段階が、子どもの幼い願望を卒業させ、つぎの段階に向かわせるうえで不 可欠だと考えられている。

次に到達する新たな段階は、父親という理想像に同一化し、父親のようになろうとする段階だ。そうすることで、父親に対する恐怖や敵意を克服し、むしろポジティブな目標として、父親を受け入れることができる。

子どもは理想化した相手に自分を同一化し、その一挙手一投足を真似、喋り方や感情的な反応の仕方までコピーし、取り込んでいく.実際、この年代の子どもは、父親のしていることを真似ようとする。
この同一化のプロセスは、まさにコピー・プロセスであり、良いところも悪いところも関係ない。同一化が起きると、父親の良い特徴だけでなく、悪い特徴も取り込まれ、似た特性を示すようになる。

父親が母親のそばにいてくれることで、子どもは安心して母親から離れ、自立していくことができる。
こうした父親の役割に、この段階の子どもは、まったく気づかない。しかし、うまく母親から離れ、自立を遂げた子どもは、父親に対して敵対する気持ちではなく、ある種の友情、仲間意識とも言うべき親愛の気持ちをもつようになる。

社会的に成功し、活躍している女性の多くには、父親を尊敬し、父親に同一化しようとする傾向がみられる

女性とパートナーや夫、息子との関係は、その女性の母親との関係よりも父親との関係に影響されていた。父親が、児童期から青年期において、娘にほどよい支 えや励ましを与えている場合には、娘もまたパートナーや息子に対して、ほどよい世話やかかわりをしやすいのだ。しかし、不幸にして、父親が無関心だったり 暴力的だったり、過干渉で支配的だったりすると、娘も極端でバランスの悪いかかわりをしやすい
暴力的な父親に苦しんだ人も、父親を単純に憎むことはない。憎む気うごめ持ちの奥底で、父親を求める気持ちが議いていたりする。手に入らなかった理想の父親を手に入れようと、叶わない望みを抱え、のたうち回る。
社会的な意識というものが目覚めることも多い。理想化された父親が無惨な状況に陥っていることさえも、それは父親の欠陥ではなく、周囲の人の不公正や社会 の矛盾の結果だと受け取るのだ。そして、父親をかばいたい気持ちが、社会や不正義に対する怒りへと昇華され、社会改革運動や平和運動といった社会的なコ ミットメントへとつながっていくこ華され、型ともある。
父親に対するネガティブなイメージを、当たり前のように子どもに植え込んでしまうことは有害な副作用を伴う。子どもの健全な成長と成熟のためには、子どもは自分を愛し守ってくれる、知恵と力を備えた尊敬すべき父親というイメージを必要とするのだ。
それは、現実の父親がどうであるかという問題とは、また別問題だ
母親から、父親がいかにひどい存在であるかを吹き込まれて育った子どもは、父親を追い出したのは、当然のことだったと納得し、母親に同情しこそすれ、父親にひとかけらの憐れみをかけることもない。

しかし、それも青年期に達するまでの話だ。早い子であれば、中学生になる頃には、母親のまやかしに気づき始める。父親を排斥するために並べ立てる口実に、苛立ちを覚えるようになる。
思春期・青年期に差し掛かり、もやもやとしたものを抱き始めた子どもたちは、まだ明確に言葉にすることはできないものの、母親が何らかのまやかしを働き、とりかえしのつかないことをしてくれたと感じ始める。

一人の親の強い支配を受けてしまうと、その子は、鋳型で押したような窮屈さを抱えてしまう.主体性でも個性でもない、母親が望んだ通りの、薄っぺらいコピーにさせられかねない。世の中ではうまく通用しないということも起きやすい。バランスの良い発達のためには、父親というもう一つの極が必要だったのだ。

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