多読の記録です。個人事業者の視点から。
30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと | |
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官僚は国の大きな方向性を指し示す存在ではありません。それは政治家の役割で、官僚はある程度決められた枠組みの中で、ルールを守りつつ、国の大きな方向性を社会に実装することを目指す機械的な集団です。
現実の官僚は、少なくとも40歳くらいまではポロ雑巾のように働かされます。
若手の場合はだいたい100時間程度の残業が標準で、年度末や国会開会中といった繁忙期になると200時間残業
週に1度か2度しか家に帰れない生活をしていました。
天下りの問題は大きくふたつに整理されます
ひとつ目は、政府関係機関の幹部ポストが高級官僚OBの「うば捨て山」化しており、それぞれの機関の任務に合った適切な人選がなされておらず、それが業務 の非効率や機関ごとの自主性を損なっていること。ふたつ目は、高級官僚が退職後にその省庁の所管する業界団体に天下りすることで、その業界団体と省庁の関 係が強化されて既得権益が生じ、中小企業や一般市民が間接的に不利益を被ることです。
天下りとキャリア官僚制度とは一体不可分となっています。
日本の歴史を振り返ってみると、今と同じように社会が成熟し、人口増加も止まって経済も停滞し財政赤字も定常化しているような状態から、財政再建に成功した時代があります。それは江戸時代です。
江戸時代の財政改革は常に「インフレ誘導」「殖産興業」「歳入・歳出改革」の3点セットからなっていました。
田沼意次はこういった時代背景を踏まえて、現在の免許税や営業税、法人税、所得税に当たるような商人を対象にした米以外への課税を進め、その見返りとして彼らの商売を保護する政策を取りました。
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