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「つながり」の進化生物学  9

鳥類の研究者が高校生相手に授業したものを書き起こしたもの。

わかりやすく進化生物学が学べます。

それが一体何の役に立つのかといえば、人間の本質的なものがわかるのです。

使える一冊なんだと思う。

「つながり」の進化生物学
「つながり」の進化生物学岡ノ谷 一夫

朝日出版社 2013-01-25
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一般的に視覚が最も重要だと思われているけれど、でもずっと昔、人間が最初に言葉をつくったのは、文字や手話ではなく、声からでした。つまり聴覚、音によって言葉ができたのです。

聴覚はもともと危険の検出のために生まれた感覚だといわれています。目は閉じてしまえば見えないが、耳を閉じることはできない。目は昼しか使えないけれど、耳は夜も使える。だから生存に直結する信号は、耳から入ってくるということだよね。

有性生殖する生物においては、異性に選択され、より多くの子孫を残すものの形質が拡散します。異性を選ぶ手掛かりとしての形質は、それ自体の適応度にかかわらず、異性に選ばれるせいとうたがゆえに進化する。それを「性淘汰」といいます。

クジャクのオスは、すごく立派な羽を生やしていますね。あんな羽を生やしていたら、邪魔で危険です。実際、繁殖期のオスは、後ろからキツネにねらわれて食べられちゃうことも多い。
生存という観点では、目立つ羽を生やしているのは邪魔ですが、それでも、なぜ生やしているかというと、危険を冒してでもメスに選ばれたほうがいいからです。


言葉が性淘汰の産物であるとすれば、男は言葉による表現に長けていて、女は言葉の理解に長けていることになります。
クロマニョン人が言葉をもって、組織的な攻撃を仕掛け、その結果、ネアンデルタール人が滅びたんじゃないかと思うのですが、まだ定説はできていません。もしかしたら、クロマニョン人と混血して、平和的に消えていった可能性もある。

魚が痛みを感じる以上、西洋人にとっては釣りのキャッチ.アンド・リリースなんかとんでもないことになります。
見た目が人間とは遠い、いわゆるロボットっぽいロボットを見ても、気持ち悪くはないよね。
ところが、ロボットがだんだん人間に近づいていき、人間らしくなっていくと、突然、ものすごく気味悪く感じます。そこを通り越して、人間と区別がつかないくらい人間らしいロボットになると、私たちはそのロボットにポジティブな印象を抱くようになる。
このようにロボットが人間に近づいていく過程で、われわれが気味の悪いマイナスの感情を抱く地点を「不気味の谷」と呼んでいます。

演じるときは、怒るときのほうが簡単で、怒ったふりと、本当に怒っているときの違いは、なかなか見分けるのが難しい。でも、本当に笑っているのと、作り笑いは簡単にわかります。
僕たちには、人をだませる表情とだませない表情があって、とくに心から楽しんでいる、心から笑っているという表情で人をだますのは難しい。
悲しみ、怒りといったネガティブな感情は、人をだましやすいものです。悪いことというのは生存に影響するから、生き物は悪い情報のほうに動かされやすい傾向があります。悪い情報は、それが間違っているとしても、さしあたりそれを避けるような行動を誘発しやすいわけ

自分の心は、他者の行動を理解するための情報処理過程で生まれたのではないか。つまり、自分たちの心でさえ、他者とのやりとりがないと、出てこなかったんじゃないかと考えています。

つながることは、群れることを起源としているかもしれません。夕方になると、ムクドリが街路樹に群れていることがあります。群れることで、捕食者をすぐに発見できるようになるし、自分自身が食べられる危険が減ります。

C・エレガンスという線虫は1ミリ程度の雌雄同体の生物ですが、栄養が豊富だと個体でいるのに、異臭があったり、栄養不足だったりすると群れるそうです。これも、餌検出と危険の察知にかかわっていると思われます。
他者とつながることで、危険の察知や食料の調達が上手くできるようになり、社会的に安定した地位にいることができたわけです。だから、他者とつながることは、私たちにとって快感です。
コミュニケーションは、「つながること+情報を与えること」で成り立っていて、つながることが線路だとすれば、情報はそこを行き来する電車のようなものかもしれない。

何かを生産すること、何かを創造することには、ひとりで努力する時間が必要で、情報習慣病は、ひとりで努力する時間をもぎ取ってしまうことが問題です。情報習慣病は、「つながることの快感」がひとり歩きしてしまった結果といえます。

、直接の相互作用を少ししかもたずに成長してゆく動物には、異常行動が出てくることは、よく知られています。人間も、コミュニケーションには、必ず対面場面が含まれるよね。
対面場面が欠落してくると、相手から当然受けるべきフィードバックを得る機会が減少します。相手からのフィードバックに応答することで、われわれの社会性は育ってゆきます。フィードバックが欠如した状態で育った人間は、これまでの人間とは異なる性質をもつでしょう。

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