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基準値のからくり   8

世の中に出回っている基準がどのように作られたのか、その裏側に迫る一冊。

けっこう専門家が適当に作っていたり。
様々な利害関係により作られていたり。

読み物としても楽しめますが、基準なるものが作られ、広がっていく過程。そして、作られた基準は非常に変えにくいという現実。
何かを売る人間としては押さえておいた方が良い事実です。

コラムまで含めて刺激的です。

基準値のからくり (ブルーバックス)
基準値のからくり (ブルーバックス)村上 道夫 永井 孝志 小野 恭子 岸本 充生

講談社 2014-06-20
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なぜ成年は20歳と定められたのだろう?その根拠は、1876年(明治9年)の太政官布告にまでさかのぼる。当時、欧米諸国が21~25歳程度を成年年齢と定め ていたのに対し、それらの国の文明・制度に学んでいた日本は、より若い年齢を成年とした。その理由が面白い。欧米人と比べ、日本人が「精神的に成熟してい る」ことと、「平均寿命が短い」ことから、20歳が成年年齢として採用されたのである。
飲酒禁止が20歳未満となったのは、この数字が脈々と使われているからであった。

卵を生食しているかぎり、食中毒のリスクをゼロにすることは難しいだろう。2013年に厚生労働省が発表した食中毒統計を見ると、全体で約2万人の食中毒 患者のうち、卵が原因の患者数は123人(死者は0人、下痢などの症状の程度はわからない)で、そのほとんどがサルモネラ菌によるものと考えられる
期限を決めるもとになったのは、サルモネラ菌が増殖を起こすまでの日数である。サルモネラ菌の増殖パターンを見ると、ある期間まではほとんど増えず、そのあと急速に増殖を始めることがわかる

3秒ルール(と総称させていただく)が伝播している文化圏と、そうでない文化圏の境界線がどこにあるのかは判然としないが、そのルーツは13世紀のモンゴル 皇帝チンギス・ハーンにあり、「ハーン・ルール」と称されていたという説がある。ハーンは戦いに勝つと祝宴を設け、将軍たちに料理と酒をふんだんに 振る舞った。だがその際、「床に落ちた食べ物は12時間以内ならば、食べても安全である。信じたまえ!」と宣言して、みなをそれに従わせたというのだ。
水道水は、食品よりもはるかに安全性は高い。食品中の自然由来の発がん性物質(↓第2章)に比べ、水道水由来の発がん性物質の量は概して、微々たるものである。
リスク心理学の第一人者ボール・スロビック氏による次のような実験がある。学生に「タバコを一日1箱吸う喫煙者が100人いるとして、そのうち何人が肺が んで死ぬと思うか」と尋ねたところ、その回答の中央値(大きい順に並べたときに中央に位置する値)は60人(死亡率60%)だった。次に、自動車事故など15種 類の死因を列挙し(肺がんを含む)、1日1箱吸う喫煙者100人がそれぞれの死因で何人死ぬと思うか尋ねたところ、肺がんによる死者数は20人(死亡率20別%)に減った。前者の質問ではタバコによる肺がんだけに注目して考えたために、そのリスクを過大評価してしまったのだ。
もちろんこの学生たちが、交通事故などで多くの人が死ぬのを知らないはずはない。人間とは当然知っているはずの事柄でも、明示されないと考えなくなるものだということをこの実験は示している。
恋愛ならば、1人の人のことだけ考えるのも幸せなことかもしれないが、安全の問題となるとそうはいかない。私たちは案外たやすく見聞きしたものに影響さ れ、一つのことを過大や過小に見積もってしまうものであると知っておいたほうがいい。見聞きした情報による影響に打ち克つには、「明示されていないこと」 を忍耐強く想像しなければならないのである。
この実験の被験者は19人で、年齢の分布は19歳から40歳だった。調査人数が20人に満たず、しかも子どもは含まれていなかったのだ。
文部科学省がこの実験結果を「発症後5日」の根拠にしたことは、知っておいてもよさそうだ。

ところが、じつは日本でもインフルエンザの解熱からの日数と感染力について解析している事例があり、これを考盧すれば出席停止日数はもっと長くなったかもしれない。

出席停止期間は、現実と折りあうためにぎりぎりの日数で決まっている。停止期間を守って登校・登園したからとて、インフルエンザをうつしうつされる可能性がゼロになるわけではない、ということは親としては認識しておいたほうがいいだろう。

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