多読の記録です。個人事業者の視点から。
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「利ざやを抜こう」と考えると、どうしても小手先の商売になる。
1号店を出店したのは豊中市の住宅地のど真ん中。少し離れてはいるものの、いくつかの主要駅からもほぼ等距離。
しかも、その地域一帯が開発されることが決まっていました。皿~妬年後には、丘しかなかったところにダーツと住宅が立ち並び、住民がどんどん増えていきました。そこまで見越して、出店を決めたのでしょう。
清水に「辞めます」と言ったこともあります。
そのときも、清水は顔色ひとつ変えませんでした。
そして、こう言ったのです。
「店長やるか?来月、次の店を出すことになったから、ひとつ頼むわ」たったいま、私は「辞める」と言ったのです。「この人、俺の話、全然聞いてきょつないんか?」と虚を突かれました。
いろんな寿司屋に自腹で行って、徹底的にネタの「よしあし」を身体に叩き込みました。そして、原価率別%の範囲内で仕入れることができるギリギリのネタを求めて、何度も交渉を繰り返しました。そうして、少しずつネタのレベルを上げていったのです。
交渉ばかりしていても、前に進まない。
だから、まずモノを動かすことにしたのです。
つまり、水産会社の営業担当者に大量に発注してしまうのです。多少高くてもかまわない。ビジネスですから、多額の売上が立つならばリスクを取ろうという気持ちになります。それまで渋っていた水産会社の上層部も、その注文に限ってという条件つきではありますが、「行っとけ」という判断をします。
そして、スシローの全店舗に「そのネタを売ってくれ」と頼んで、2週間くらてがらいで全部売り切ってしまう。それが、水産会社の営業担当者の手柄になります。
敵をつくるようなことは絶対にしない、ということです。いくら、こちらの主張が正論であったとしても、そのために恨みを買うようなことがあっては、長く商売を続けることはできません。
最終的には、その卸からも仕入れるようにしたのです。もちろん、仕入れる量は減りますが、いきなりゼロになるよりはよほどいい。そのうえで、こちらの要望をきちんと伝えて、改善してもらえるように促しました。
「数字」を追えば、「数字」を失う。
「値下げ」で勝てば、「値下げ」で負ける。
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