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人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)  8

人の誤解に対する考察。

詐欺のような相手からの積極的な働きかけに限らず、信じ込んでしまう迷信などにも触れています。

人がわかり合えない理由に踏み込む一冊かも?



人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)
人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)トーマス ギロビッチ Thomas Gilovich

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誤った信念は一般の人々だけでなく、経験を積んだ専門家たちにも同様に広まっている。

だまされやすい人や頭の悪い人が誤った考えをもってしまうわけでもない。むしろ反対である。人間は進化の過程で莫大な量の情報をすばやく正確に処理するこ とができる装置(=脳)を作り上げてきた。しかし、通常は物事を知るのに有効で効果的な方略でも、それに頼りすぎたり、その適用方法を間違えたりするなら、誤った考えを持つことになってしまう。

接する情報は、正しい知識が得られるような明確なものばかりではなく、不規則であったり、不完全であったり、歪んでいたり、暖昧だったり、一貫性がなかったり、人づてのものであったりする
ある信念や仮説に関する情報を評価する場合に、仮説に合致する事例を重視する傾向があるだけでなく、もともとそうした事例を捜す場合にも、仮説に合致するものだけを捜そうとする傾向があることも知られている

らは、そうした都合の悪い事実を単に無視したわけでもなかった。その代わりに、彼らは、都合の悪いデータを報告していた研究に対して、注意深くそのあら捜 しをして、ほぼ適切な批判を加えたのである。彼らは、自分自身の考えに反するデータを初めから無視してしまうのではなく、認知的に変換を施して、比較的重 要でない価値の低いものに変えてしまっていたのである。

けに負けた場合には、それがなければ結果は違ったものになったであろう変則的な「偶然の」要因についてのコメントなど、結果を「覆すような」コメントが多 くなされる傾向があった。(たとえば、「ついてなかった。試合中にクォーターバックが怪我をしたのが、敗因だ。」)これに対し、賭けに勝った場合には、結 果を当然視したり、もっと極端な結果さえ起こりえたとするような、「強気の」コメントがなされる傾向があった。

いっしょに何かしようと思ったときに、もう一方が同調してくれないのは、とても不愉快であり、心に不満として溜りやすい。そこで、気が合わなかったことの 例はいくつでも思いつくことになる。しかしここでも、夫婦の意見や好みや気分が合っているときには、何事もなく順調にいくために、そうした場合は気づかれ にくいのである

「好きなところで情報収集を打ち切る」というこうした都合のいい方法を用いることにより、私たちは自分がそうであって欲しいと考えることに対する満足のいく情報を捜し出す機会を飛躍的に高めることができるのである。
話し手がメッセージの大筋とみなす部分は、強調され、「誇張」される一方、あまり本質的でないと承なされる末節部分は、軽く扱われ、「省略」されてしま う。人づての話は、こうして、つじつまの合わないところや暖昧な末節部分のない、より単純でより「すっきりした」話になっていることが多くなるのである。

他人はこう信じているだろうと考えていることは、私たち自身が信じることに大きな影響を及ぼす。
他人が考えていることを正しく推測できないことが、誤信がいつまでも解消され*ない重要な理由のひとつになっているのである。
フロイトの言う投射とは、本当は自分自身が持っている思わしくない性格特性を、自分では無意識の中に隠してしまい、その代わりに、他人がそうした性格特性を持っているかのように感じるという特殊な例について述べたものである




周りの状況や関連する問題などの外的な要素によって、自分自身の信念や行動が引き起こされたと考えている場合には、同じような状況下では他人もまた同じような信念を持つだろうと推測しがちになる。言い替えれば、自分の行動や信念にとって影響力の強いことがらてしは、他人の行動や信念にもまた強い影響力を発揮しているに違いないと考えてしまうわけである。

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